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南無阿弥陀佛とお唱えしましょう。

上福寺本堂 平成の大普請

F平成29年6月1日 山門が完成しました

本堂建設工事もいよいよ最終局面。当初は3月末に本堂が完成する予定でしたが、やはり天候等の関係で少し工期が延びました。
 しかし『急がば廻れ』『急いては事を仕損じる』というように、心に焦りを感じつつも、冷静にそして着実に職人さん達の手によって工事は進められていきました。

 前回の記事からまずは外溝工事という、お寺の周囲に関する工事が進められていきましたが、まずはお寺の正面玄関である『山門(さんもん)』を建設する工事が始まりました。

 まずは建設前の基礎工事から…

   

 写真でも分かるように、道路の土地の高さよりも、お寺の土地の方が高い事が分かります。つまり山門の前には『階段』が必要なのでは…。

   
   周囲がコンクリートで固められ、やはり階段が築かれましたね。

そして塀も同時進行で築かれていきました。

   
    本堂と同様に事前に職人さんによって木材の切り分けが済んだ状態で、組立工事が始まればあっという間に山門の骨格が出来上がりました。
 ちなみに重要な柱には欅が使われいるようです。

   
   大門が出来上がれば、その脇にある「小門」と壁の工事、門の瓦葺というように、本堂の建設と同じような工程で工事が進められていきました。

そして遂に、5月上旬に山門が完成しました!!
   
   

 石材店様に預かって頂いていた上福寺と刻まれた「門標(もんぴょう)」も返ってきて、立派な山門が完成しました。お参りの際には実際に山門に近づいてご覧頂けるとよく分かりますが、職人さん達の細部にまで渡るお仕事ぶりがよく分かる素晴らしい山門です!!

   山門前には写真のように、数段階段があります。門をくぐる際はこの階段を登って頂きます。

階段の上り下りがお辛い方は、駐車場隣にスロープがありますので、こちらをご利用下さい。

手すりも付いてるので、とっても安全です。

 

  山門・スロープを登ると書院玄関が見えてきます。お寺に御用がある方はこちらの玄関からお入り下さいね。
   ちなみに玄関前も階段とスロープが設置されています
    本堂と書院周りは写真のように「石畳」が敷かれました。

これで夏場の雑草抜きともオサラバですね(笑)。
 

 以上を持ちまして、上福寺新本堂の建設工事は概ね終了しました。
6月1日現在、残されている作業は駐車場スペースの整備等の外溝工事の一部と、「荘厳(しょうごん)」という本堂内部の設えです。こちらは仏壇店様に少しずつ搬入して頂いていますので、次回の更新時にお知らせさせて頂きます。

 今年の施餓鬼は新本堂でさせて頂く予定ですので、お檀家の皆様もう少しだけお待ち下さい。

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