素屋根が外された本堂の屋根は綺麗に素地板が張られている状態でした。
この状態から「瓦葺」の作業が始まりました。
さきに「瓦葺屋根」の各部分を確認しましょう。
瓦を屋根に上げていく作業には、この「瓦上げ機」というを機械が使用され、どんどん瓦が屋根へ送られます。
屋根へ上げられた瓦は、職人さん達の手によって美しく並べられていきました。
11月下旬には写真のように軒平瓦・軒丸瓦・掛瓦が葺かれました。
A鬼瓦が葺かれました。
12月の初め、@の工程の次に「鬼瓦」が置かれました。なかなか厳しい顔をした鬼瓦です。調べてみると、単に装飾瓦ではなく「魔除け」の意味合いが鬼瓦にはあるようです。詳しくはこちらで。
B大棟・降棟が葺かれました。
本堂の大棟の両端に鬼瓦が葺かれた後、その間を埋めていくかのように「大棟瓦」が葺かれていきました。次に「降棟」が葺かれていきました。
年内は12月30日まで職人さん達によって瓦葺の工程は進められました。寒い中、御苦労さまでした。
12月31日現在、瓦葺の工程は一段落し、建設中の本堂は立派な外観になってきました。また年明けから瓦葺は仕上げの作業に移り、そして本堂は塗壁等の工事に入ります。
本堂の完成は平成29年3月の予定です。あと3カ月、順調に工事が進むことを祈るばかりです。